サイトロゴ

レコールドフランセ フランス語学校 へようこそ!

03-3363-6603

blog

ジビエは食べたい?(Tu veux manger du gibier ?)フランス語教室

投稿日:

こんにちは。バゲットです。

少し前ですが、「朝日新聞」でカラスに関する記事を読んでいて、目を疑うような一節に遭遇しました。「フランスではジビエ(gibier=獲物)の一つとしてカラスを食べる」と言うのです。初耳だったので驚いてネットで調べてみると、確かに日本のフレンチ・レストランで、カラス料理を出しているところはいくつかあるようです。
さらに調べると、ヤフー・フランス(Yahoo ! France)の質問コーナー(Questions / Réponses)で、「カラスをおいしく料理する方法は(Comment bien cuisiner un corbeau)?」という質問が見つかりました(https://fr.answers.yahoo.com/question/index?qid=20110810105656AAXicfW)。
回答には具体的なアドヴァイスもありますから、本当にカラスを食べる人もいるのかもしれません。他方、「それって食べられるの(Ça se mange)?」、「それは全く食べられません(C’est totalement immangeable)」とか、「戦争中で田舎に肉が全く無かったとき、カラスを食べたとおばあちゃんが言っていた(Pendant la guerre quand ils n’avaient aucune viande à la campagne ma grand-mère disait qu’ils mangeait les corbeaux)」などの回答もあります。また、材料(ingrédient)に「ワニの目玉一個(1 œil de crocodile)」など、明らかにジョークとわかる「レシピ(recette)」も複数あります。少なくとも、「一般に食されている」ということではないようですね。
「レコール・ド・フランセ」でも、三人の教師に聞いてみましたが、三人とも「カラスは食べたことがない」とのことでした。
※      ※      ※
さて、ジビエ(gibier)はフランス語で「獲物」のこと。ウィキペディア・フランス語ヴァージョンによれば「その肉を消費したり売ったりするために狩られる、陸生野生動物の総体(l’ensemble des animaux sauvages terrestres que l’on chasse pour en consommer ou vendre la viande)」です。
代表的なものとしては、鳥類(gibier à plumes=羽根のあるジビエ)では、マガモ(colvert)、ヤマウズラ(perdrix)、キジ(faisan)、キジバト(tourterelle=ヤマバト)など、
羽根のあるジビエ
獣類(gibier à poils=毛のあるジビエ)では、野ウサギ(lièvre)、イノシシ(sanglier)、シカ(biche)、ノロシカ(chevreuil)、ダマシカ(daim)などがあります。
毛のあるジビエ
野生動物はエサが少なくなる冬に備えて栄養を蓄えますから、ジビエの「旬」は秋、ちょうどこれからの季節です。日本でも近年はちょっとしたブームになっていて、ジビエ料理を出すフレンチ・レストランも増えているとか。食材の多くはフランスから輸入しているようですが、中にはシェフ自ら狩りに出かけるお店もあるそうです(http://la-chasse.org/index.html)。
大量に飼育される豚・牛・鶏と比較すると、どうしても値段は高価になりますが、興味のある方は試してみたらいかがでしょう。
※      ※      ※
何度も書いたように、私は千葉の農村地帯で育ちました。子供のころ、親戚のお爺さんで狩猟を趣味にしている人が二人いて、ときどき家に、獲物(=ジビエ!)のお裾分けを持ってきてくれました。私も食べましたが、とくに美味しかったとは思いません。
でも、まあ、この飽食の時代に、わざわざ自分で山に分け入って、何時間も山道を歩いて、とうとう仕留めた「獲物」は、本人にとっては「格別の味」なのかも知れませんね。

-blog

執筆者:

関連記事

サイトロゴ

サイトをリニューアルしました!

サイトをリニューアルしました!

ヒナゲシ

フランスの国花(Emblèmes végétaux de France)

こんにちは。バゲットです。 今年の春は例年よりも早く気温が上がって、東京都心では早くも3月24日に桜が満開になりました。私は機会がありませんでしたが、皆さまの中にも、お花見に興じられた方は多いと思いま …

本の虫, 図書館のネズミ

図書館のネズミ(rat de bibliothèque)

こんにちは。バゲットです。 私は高校時代、日曜日や休暇中は、一日中図書館で勉強することを習慣にしていました。自宅では集中力が途切れ、ボーっとしてしまうことが多いので、皆が勉強している場所で勉強すること …

現在のフランスでは、ナポレオンのイメージを損なうとして、豚にナポレオンと名付けることを禁止している

ナポレオンという名のブタは存在するか?(Y a-t-il un cochon qui s’appelle Napoléon ?)

こんにちは。バゲットです。 先日、ちょっと調べものをしていて、ウィキペディア・日本語ヴァージョンの「ナポレオン・ボナパルト」の項目を読んでいたら、目を疑うような一節に遭遇しました。 「現在のフランスで …

ピンクのチョコレート

ピンクのチョコレート(le chocolat rose)

こんにちは。バゲットです。   もう30年近くも昔、私が初めてフランスに滞在したときのこと。ある日、日本人の友人が、カフェのカウンターで「アン・ショコラ・ショ、スィル・ヴ・プレ(s’il v …

あなたのお住まい、お仕事は東京でしょうか?フランス語や文化に興味がございますか? くつろげて、自分に合うフランス語学校をお探しでしょうか?

東京でフランス語を学ぶのでしたら、新宿、池袋から数分の私たちの学校のサービスをご提案します。

初心者、初級対象者のすべての方には他校にはないプライベートレッスンをご提供します。初心者の方にはマンツーマンでそれぞれの題材の最後までご指導します。

その他のレベルではスタンダードコースとして(中級、上級)クラス内での広がりを作る為に1クラス3人まで のセミプライベートレッスンとプライベートレッスンがございます。

個人レッスンでは各ご要望のコースで対応します(文法、語彙、口語表現、試験準備、テレビニュース他…)。 フランス語会話サロンでは文化や社会に関する様々な題材で意見を交わし、東京からフランスまでを旅し、横断する事が出来ます。又、幼稚園生から大学生まで、セミプライベートレッスン、個人レッスンもご提案させていただきます。

私達の学校は会話を基本とする方法で、フランス語圏出身の講師による生きた会話レッスンを行っています。そういうわけで、私達は本校のことを、会話学校又は自由会話サロンと呼んでいます。