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トリュフを食べたことはありますか?(Vous avez mangé de la truffe ?)

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こんにちは。バゲットです。

「恵まれない階層(classe défavorisée)」に属する(?)多くの男性がそうであるように、私は料理のことはほとんど何も知りません。
ところがこのことには意外なメリットがあって、私は高級フランス料理を食べても(めったにありませんがw)、街の定食屋さんで700円のランチを食べても、100グラム95円の豚肉を買ってきて自分で焼いて食べても、味の良し悪しが全く分からないのでw、同じように幸せな気分に浸ることができるのです。そう思うと、少しだけ得したような気もします。
他方で当然、デメリットもあります。主観的に最も重大なのは、自分が何を食べているのかが分からないことです。
たとえば、「世界三大珍味」と言われる、フォアグラとキャビアとトリュフ。私も、それなりに高級なフランス料理を食べることはたまに(てか、「まれに」w)あるので、フォアグラは食べたことがあるはずです。でも何だか分からずにただ食べただけで、「これがフォアグラだ」という十全たる認識をもって味わったことは、一度もありません。だから「フォアグラ」と言われても、どんな味なのかよく分からない。キャビアについても同様で、あの黒いツブツブには見覚えがありますから、食べたことはあると思います。しかし「キャビアの味」と言われても、ピンと来ないのです。さらにトリュフに至っては、食べたことがあるのかどうかさえ分かりません。調べてみると「スライスして料理にトッピングする」とあります。ステーキの上に乗ったそれらしきものを食べたことは何度かありますが、あれがトリュフだったのでしょうか。
※      ※      ※
前置きが長くなりましたが、今回のテーマは、その「トリュフ(truffe)」。
日本で「秋の味覚」の代表と言えば、キノコです。トリュフもキノコ(champignon)の一種ですから、秋が旬かと思って調べてみると、その辺はなかなか複雑で、種類によってまちまちです。ウィキペディア・フランス語ヴァージョンによれば、有名なペリゴール産黒トリュフ(truffe noire du Périgord)の「旬」(pleine maturité=「成熟期」)は1月半ば~3月末。他の種類もおおむね秋から冬が旬ですが、夏に成熟する種類もあるようです。
紀元前2600年ごろ、古代エジプトで珍重されていたそうですから、歴史は相当に古い。ところが古代ローマ以降は長い間忘れ去られて(もちろん、庶民は食べていたのでしょうが)、ルネッサンスのころになって再び人気が沸騰します。フランスではフランソワ一世(在位1515~1547)の宮廷で供されていたとか。
トリュフ
地中で形成されるので、昔は雌ブタを使って探していました。35年ぐらい前に私がフランス語学校で見た教材用ビデオでも、ブタが探していました。トリュフの香りが雄ブタのフェロモンに酷似しているため、雌ブタは放っておいてもトリュフを見つけて掘り出すからです。でもブタはトリュフを見つけると食べてしまうので、現在では主にイヌを訓練して使っています。
※      ※      ※
さて、日本の松茸と同様、トリュフもいろいろな大学や企業、研究機関が人工栽培技術の開発に向けてしのぎを削っており、種類によってはすでに成功しているものもあるそうです。現在のようにトリュフを「スライスしてトッピングする」のは、値段が非常に高価だから、そのような食べ方をするのでしょう。いつの日かトリュフの栽培技術が確立して、三個100円(!)くらいまで値段が下がったら、そのときは一体、どんな食べ方をするのでしょう。
ちょっと興味がありますね。あなたなら、どうしますか?

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