サイトロゴ

レコールドフランセ フランス語学校 へようこそ!

03-3363-6603

blog

トリュフを食べたことはありますか?(Vous avez mangé de la truffe ?)

投稿日:

こんにちは。バゲットです。

「恵まれない階層(classe défavorisée)」に属する(?)多くの男性がそうであるように、私は料理のことはほとんど何も知りません。
ところがこのことには意外なメリットがあって、私は高級フランス料理を食べても(めったにありませんがw)、街の定食屋さんで700円のランチを食べても、100グラム95円の豚肉を買ってきて自分で焼いて食べても、味の良し悪しが全く分からないのでw、同じように幸せな気分に浸ることができるのです。そう思うと、少しだけ得したような気もします。
他方で当然、デメリットもあります。主観的に最も重大なのは、自分が何を食べているのかが分からないことです。
たとえば、「世界三大珍味」と言われる、フォアグラとキャビアとトリュフ。私も、それなりに高級なフランス料理を食べることはたまに(てか、「まれに」w)あるので、フォアグラは食べたことがあるはずです。でも何だか分からずにただ食べただけで、「これがフォアグラだ」という十全たる認識をもって味わったことは、一度もありません。だから「フォアグラ」と言われても、どんな味なのかよく分からない。キャビアについても同様で、あの黒いツブツブには見覚えがありますから、食べたことはあると思います。しかし「キャビアの味」と言われても、ピンと来ないのです。さらにトリュフに至っては、食べたことがあるのかどうかさえ分かりません。調べてみると「スライスして料理にトッピングする」とあります。ステーキの上に乗ったそれらしきものを食べたことは何度かありますが、あれがトリュフだったのでしょうか。
※      ※      ※
前置きが長くなりましたが、今回のテーマは、その「トリュフ(truffe)」。
日本で「秋の味覚」の代表と言えば、キノコです。トリュフもキノコ(champignon)の一種ですから、秋が旬かと思って調べてみると、その辺はなかなか複雑で、種類によってまちまちです。ウィキペディア・フランス語ヴァージョンによれば、有名なペリゴール産黒トリュフ(truffe noire du Périgord)の「旬」(pleine maturité=「成熟期」)は1月半ば~3月末。他の種類もおおむね秋から冬が旬ですが、夏に成熟する種類もあるようです。
紀元前2600年ごろ、古代エジプトで珍重されていたそうですから、歴史は相当に古い。ところが古代ローマ以降は長い間忘れ去られて(もちろん、庶民は食べていたのでしょうが)、ルネッサンスのころになって再び人気が沸騰します。フランスではフランソワ一世(在位1515~1547)の宮廷で供されていたとか。
トリュフ
地中で形成されるので、昔は雌ブタを使って探していました。35年ぐらい前に私がフランス語学校で見た教材用ビデオでも、ブタが探していました。トリュフの香りが雄ブタのフェロモンに酷似しているため、雌ブタは放っておいてもトリュフを見つけて掘り出すからです。でもブタはトリュフを見つけると食べてしまうので、現在では主にイヌを訓練して使っています。
※      ※      ※
さて、日本の松茸と同様、トリュフもいろいろな大学や企業、研究機関が人工栽培技術の開発に向けてしのぎを削っており、種類によってはすでに成功しているものもあるそうです。現在のようにトリュフを「スライスしてトッピングする」のは、値段が非常に高価だから、そのような食べ方をするのでしょう。いつの日かトリュフの栽培技術が確立して、三個100円(!)くらいまで値段が下がったら、そのときは一体、どんな食べ方をするのでしょう。
ちょっと興味がありますね。あなたなら、どうしますか?

-blog

執筆者:

関連記事

歌手が来た!(Une cantatrice à l’école !)

こんにちは。レコール・ド・フランセ教師のフランク(Franck)です。 歌手で、当校の生徒でもある竹本絵里子さんをご紹介いたします。 本年4月に開催されるオペラ・リサイタルに出演する歌手の方が、フラン …

食用昆虫

昆虫を食べる(manger des insectes)

こんにちは。バゲットです。 数年前から、新聞やネットで、ときどき昆虫食についての記事を目にするようになりました。将来の人口爆発=食料難を見据えて、全世界に豊富に存在する昆虫が、「新たな」食料として注目 …

ヒナギクの花びらをむしる

恋占い(effeuiller la marguerite)

こんにちは。バゲットです。 カナダの作家、アリス・マンロー(Alice Munro、2013年ノーベル文学賞受賞)に「恋占い」という短編小説があります。中学生の女の子二人が、地味な中年の独身女性に、遠 …

羽根のあるジビエ

ジビエは食べたい?(Tu veux manger du gibier ?)フランス語教室

こんにちは。バゲットです。 少し前ですが、「朝日新聞」でカラスに関する記事を読んでいて、目を疑うような一節に遭遇しました。「フランスではジビエ(gibier=獲物)の一つとしてカラスを食べる」と言うの …

マルグリット・ド・ナヴァール

スタンダール流女の子の口説き方(la manière stendhalienne de séduire une fille)(3)

こんにちは。バゲットです。 スタンダール(Stendhal)の『赤と黒(Le rouge et le noir)』で、美しく高慢な侯爵令嬢マチルド(Mathilde de La Mole)は、16世紀 …

あなたのお住まい、お仕事は東京でしょうか?フランス語や文化に興味がございますか? くつろげて、自分に合うフランス語学校をお探しでしょうか?

東京でフランス語を学ぶのでしたら、新宿、池袋から数分の私たちの学校のサービスをご提案します。

初心者、初級対象者のすべての方には他校にはないプライベートレッスンをご提供します。初心者の方にはマンツーマンでそれぞれの題材の最後までご指導します。

その他のレベルではスタンダードコースとして(中級、上級)クラス内での広がりを作る為に1クラス3人まで のセミプライベートレッスンとプライベートレッスンがございます。

個人レッスンでは各ご要望のコースで対応します(文法、語彙、口語表現、試験準備、テレビニュース他…)。 フランス語会話サロンでは文化や社会に関する様々な題材で意見を交わし、東京からフランスまでを旅し、横断する事が出来ます。又、幼稚園生から大学生まで、セミプライベートレッスン、個人レッスンもご提案させていただきます。

私達の学校は会話を基本とする方法で、フランス語圏出身の講師による生きた会話レッスンを行っています。そういうわけで、私達は本校のことを、会話学校又は自由会話サロンと呼んでいます。