サイトロゴ

レコールドフランセ フランス語学校 へようこそ!

03-3363-6603

blog

ホウレン草にバターを入れる(mettre du beurre dans les épinards)

投稿日:

こんにちは。バゲットです。

今回はホウレン草について書きましょう。
私の実家の周囲には果樹園と小さな畑があって、畑では今でも母がいろいろな野菜を栽培しています。そうした野菜の中で、私は子供のころからホウレン草が好きでした。それは大人になっても変わらず、数年前にはホウレン草カレーを作るためだけに、フードプロセッサーを購入したほどです。
この記事を構想するまですっかり忘れていたのですが、フランス語教育研修で派遣されたカーン大学(Université de Caen)のレストランでも、ホウレン草(épinards)をよく食べました。研修生(=母国ではフランス語の教師たち)には一般の学生とは別のホールがあてがわれ、そこでは学生たちよりちょっと「格上」の料理が出されます。オードブル、野菜、肉・魚、デザートとあって、それぞれ何種類かある中から一品(オードブルは二品)ずつ選ぶのです。6種類の野菜の中には、ホウレン草もありました(他はライス[←野菜です]、ジャガイモ、ニンジン等です)。こんな感じ(↓)の料理だったように思います。
ホウレン草にバターを入れる
考えてみれば、私はその時以来、一度も食べたことがありません。「食べたい!」と思って、フランスの料理サイト「マルミットン(marmiton)」で検索したら、レシピが見つかりました(https://www.marmiton.org/recettes/recette_epinards-cremeux_27147.aspx)。
「エピナール・クレムー(épinards crémeux)」という料理で、日本語にすると「ホウレン草のクリーム煮」。「とても簡単(très facile)」で「安く(bon marché)」て「所要時間は25分(temps total : 25 min)」。フランス語のできない方のために、暴力的に単純化しつつレシピを要約すれば、ホウレン草にバターを入れて蒸し煮にして、ニンニクとクリームとナツメグと塩・胡椒を入れて、混ぜるだけ。これなら私でも作れそうです。「ナツメグ」って、何のことか知らないけどw。まぁ、近日中に試してみましょうか。
※      ※      ※
フランス語に mettre du beurre dans les épinards(ホウレン草にバターを入れる)という表現があります。ネットで検索してみると(たとえばhttp://www.linternaute.fr/expression/langue-francaise/222/mettre-du-beurre-dans-les-epinards/)、意味するところは、améliorer ses conditions de vie (生活条件を改善する)、さらに補足として en général dans le domaine financier (一般に財政の領域で)とあります。要するに、金銭面で「生活が楽になる」ということですね。
ホウレン草にバターを入れる
生活が楽になって、ホウレン草にバターを入れる余裕ができて、美味しい料理を食べることができるという連想ですが、いかにも、料理好きなフランス人が考えつきそうな表現です。
さて、20年ほど前のこと、文部科学省の方針が変わって、大学での第二外国語が必修ではなくなりました。その煽りをモロに受けたのが、私たち大学の語学教師、特にフランス語とドイツ語の教師です。履修する学生が激減し、それに伴い担当する授業数(=収入)も減少したからです。
私も一時はパニックをおこし(w)、部分的な転職を視野に入れて法律系の資格を複数取得したり、英会話の勉強を始めたりと、悪戦苦闘したこともありました。ところがそんな風にジタバタ(w)している内に、昨年の4月ですが、とうとう住宅ローンの返済が終了したのです。
溺れそうでワラをつかんでいた手が、気づいてみたら陸地に触れていたような、そんな気分です。私もこれからは、ホウレン草にバターを入れることができるでしょう。

-blog

執筆者:

関連記事

ラタトゥイユ

ラタトゥイユを作る(faire de la ratatouille)

こんにちは。バゲットです。   数年前に初めて気づいたのですが、私は授業をしていて黒板に「100」という数字を書くとき、どういうわけか二つの「0」を同じ大きさで書くことができません。どんなに …

ワインの試飲

高級ワインの道(La route des grands crus)

こんにちは。バゲットです。 今回は、先日のフランスのテレビニュースから。 フランス「農業省(le ministère de l’Agriculture)」の発表によると、春になって厳しい寒波に見舞われ …

ベルギービール・ウィークエンド東京2017

「ベルギービール・ウィークエンド東京2017」で懇親会!

こんにちは。バゲットです。 もう15年以上も前のことですが、フランス語教授法の研修会に出席するため、夏休みのまるまる一ヶ月を、フランス北部の都市・カーンで過ごしたことがあります。 比較的ベルギー国境に …

喉にネコがいる

私の喉にネコがいる(J’ai un chat dans la gorge)

こんにちは。バゲットです。 昨年、日本国内のペット飼育数の調査で、初めてネコがイヌを上回ったことは、マスコミでも大きく報道されたので、ご存知の方も多いでしょう。改めて確認してみたところ、2017年の時 …

悲しみのイレーヌ

『悲しみのイレーヌ/Travail soigné』フランス語学校

こんにちは。バゲットです。 数年前、ピエール・ルメートル(Pierre Lemaitre)の『その女アレックス(Alex)』が日本のミステリー界を席巻し、60万部を超えるベストセラーとなったことは、ご …

あなたのお住まい、お仕事は東京でしょうか?フランス語や文化に興味がございますか? くつろげて、自分に合うフランス語学校をお探しでしょうか?

東京でフランス語を学ぶのでしたら、新宿、池袋から数分の私たちの学校のサービスをご提案します。

初心者、初級対象者のすべての方には他校にはないプライベートレッスンをご提供します。初心者の方にはマンツーマンでそれぞれの題材の最後までご指導します。

その他のレベルではスタンダードコースとして(中級、上級)クラス内での広がりを作る為に1クラス3人まで のセミプライベートレッスンとプライベートレッスンがございます。

個人レッスンでは各ご要望のコースで対応します(文法、語彙、口語表現、試験準備、テレビニュース他…)。 フランス語会話サロンでは文化や社会に関する様々な題材で意見を交わし、東京からフランスまでを旅し、横断する事が出来ます。又、幼稚園生から大学生まで、セミプライベートレッスン、個人レッスンもご提案させていただきます。

私達の学校は会話を基本とする方法で、フランス語圏出身の講師による生きた会話レッスンを行っています。そういうわけで、私達は本校のことを、会話学校又は自由会話サロンと呼んでいます。