サイトロゴ

レコールドフランセ フランス語学校 へようこそ!

03-3363-6603

blog

ピンクのチョコレート(le chocolat rose)

投稿日:

こんにちは。バゲットです。

 

もう30年近くも昔、私が初めてフランスに滞在したときのこと。ある日、日本人の友人が、カフェのカウンターで「アン・ショコラ・ショ、スィル・ヴ・プレ(s’il vous plaît)」と言いました。何のことか分からなかったので、聞いてみると、「ココア」だと答えます。「chocolat chaud=ホット・チョコレート」ですね。私はちょっと驚きました。そのとき初めて、フランス語ではチョコレートとココアの区別がないことを、はっきりと意識したからです。

そんなことを思い出して、調べてみると、チョコレートはもともとアメリカ大陸原住民の飲み物で、16世紀にヨーロッパに伝わったということです。「チョコレート」の語源は、諸説あるようですが、要するに「不詳」。19世紀半ばにイギリスで初めて固形のチョコレートが考案されるまで、「チョコレート」と言えば飲み物だった。ということは、「ココア」(=飲み物)の方が本家だったのですね。

※      ※     ※

さて、昨年、スイスの製菓会社が世界で初めてピンクのチョコレートを開発したことは、フランスではちょっとしたニュースになりました。保守系高級紙「フィガロ」の電子版でも紹介されています(chocolat rose)。フランスのテレビ局TV5で、フランス語学習用教材にも使われましたから、そちらでご存知の方もいらっしゃると思います。
ピンクのチョコレート
上の「フィガロ」の記事によれば、「上海にて、スイス企業バリーカレボーが新製品ルビーを発表しました(C’est à Shanghai que l’industriel suisse Barry Callebaut a présenté son dernier-né : le Ruby)」。それは「バラ色であるという特徴(la particularité d’être de couleur rose)」を持ったチョコレートで、コートジボワール、ブラジル、エクアドルの「遺伝子組み換えではない(qui ne sont pas génétiquement modifiées)」カカオ豆を用いて、「秘密の技術的方法によって(grâce à un procédé technique gardé secret)」、「香料も着色料も添加せずに(sans ajout d’arôme ni de colorant)」作られたそうです。
つまり、遺伝子組み換えで特殊なカカオ豆を作ったわけではないし、着色料でピンクに染めたわけでもない。新技術の開発によって、通常のカカオ豆からピンクのチョコレートを作り出した、ということです。
個人的に、同じくらい驚いたのは「ホワイトチョコレートの誕生から80年後(quatre-vingts ans après la naissance du chocolat blanc)」とあったこと。私は、ホワイトチョコレートは着色料で白く染めたと固く信じていたのですが、とんでもない誤解でした。
記事には去年の「9月5日(5 septembre)」とあります。それではこのピンクのチョコレート、もう日本でも売っているのでしょうか。気になる方は、問い合わせてみたら、いかがでしょう。

-blog

執筆者:

関連記事

サンタクロースを信じる

サンタクロースを信じる(croire au Père Noël)

こんにちは。バゲットです。 私が若いころお世話になった先輩で、Aさんという、非常に優秀なのですが奇妙なイタズラ心を持った人がいました。彼は自分の一人息子のTくんに「20歳になるまでサンタクロース(Pè …

スタンダールの写真

フランス文学史上二番目のブオトコ(Le deuxième homme le plus laid de l’histoire de la littérature française)

こんにちは。バゲットです。 私が学部の学生だったとき、19世紀前半のフランス文学史の授業を担当したのは、スタンダール(Stendhal)が専門で「美男子」の誉れ高い(?)先生でした。ジュリアン・ソレル …

モンブラン

フランスで一番高い山(le plus haut sommet de France)

こんにちは。バゲットです。 もう10年くらい前のことですが、オーストラリア(シドニー?)の空港で、あるアラブ系フランス人の青年が拘束されました。パスポートに問題があり、「テロを準備しているのではないか …

羽根のあるジビエ

ジビエは食べたい?(Tu veux manger du gibier ?)フランス語教室

こんにちは。バゲットです。 少し前ですが、「朝日新聞」でカラスに関する記事を読んでいて、目を疑うような一節に遭遇しました。「フランスではジビエ(gibier=獲物)の一つとしてカラスを食べる」と言うの …

マリアンヌ

マリアンヌを知ってるかい?(Tu connais Marianne ?)

こんにちは。バゲットです。 フランス共和国の象徴と言えば、まずは青白赤の三色旗(le drapeau tricolore)、次いで国歌ラ・マルセイエーズ(la Marseillaise)を思い浮かべる …

あなたのお住まい、お仕事は東京でしょうか?フランス語や文化に興味がございますか? くつろげて、自分に合うフランス語学校をお探しでしょうか?

東京でフランス語を学ぶのでしたら、新宿、池袋から数分の私たちの学校のサービスをご提案します。

初心者、初級対象者のすべての方には他校にはないプライベートレッスンをご提供します。初心者の方にはマンツーマンでそれぞれの題材の最後までご指導します。

その他のレベルではスタンダードコースとして(中級、上級)クラス内での広がりを作る為に1クラス3人まで のセミプライベートレッスンとプライベートレッスンがございます。

個人レッスンでは各ご要望のコースで対応します(文法、語彙、口語表現、試験準備、テレビニュース他…)。 フランス語会話サロンでは文化や社会に関する様々な題材で意見を交わし、東京からフランスまでを旅し、横断する事が出来ます。又、幼稚園生から大学生まで、セミプライベートレッスン、個人レッスンもご提案させていただきます。

私達の学校は会話を基本とする方法で、フランス語圏出身の講師による生きた会話レッスンを行っています。そういうわけで、私達は本校のことを、会話学校又は自由会話サロンと呼んでいます。