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日本のイメージ in France (l’image du Japon en France)フランス語

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こんにちは。バゲットです。

来年春の新天皇即位と改元まで、とうとう1年を切りました。もうすぐ平成も終わりです。
29年前、昭和天皇が崩御し、平成が始まったときには、私はフランスのボルドーに留学していました。テレビは持っていなかったので、いくつか新聞を買って読んだのですが、ボルドーの地元新聞「シュド・ウエスト(Sud Ouest=南西)」の記事に唖然としたのを覚えています。
日本の天皇制や元号について説明し、「昭和」や「平成」を仏訳する(「平成」はl’accomplissement de la paix=「平和の成就」でした)のはよいのですが、例えば・・・
「新天皇(empereur=皇帝)アキヒトは、太陽の女神(déesse du soleil)アマテラスオオミカミの125代目の子孫である」(←違ってるように思いますがw)
「アキヒトは、三つのオブジェ(trois objets=「三種の神器」でしょうね)を受け継ぐことになる。日本の最初の天皇は、それら三つのオブジェを用いて、八つの頭を持つ恐ろしいドラゴン(dragon=「八岐大蛇」でしょう)を退治したのである」(←これも違ってるように思いますがww)
太陽の女神
と、まあ、こんな感じで、天皇の神話的な側面を極端に強調し、しかも微妙に間違っているのが笑える記事でした。
※      ※      ※
さて、最近(といっても1ヶ月ぐらい前ですが)、フランスの国営放送「France 2」の夜のニュースで、日本を紹介するルポルタージュがいくつか放映されました。
一つは、日本では外国からの「難民(réfugiés)」の受け入れが極端に少ない、というお話。もう一つは、日本では定年(65歳)退職後も働く人がたくさんいる、というお話。さらに、「日本のハイテクサラダ(les salades high-tech au Japon)」というタイトルの、コンピューター化された野菜工場のお話。以上は、概ね事実に基づいた客観的な報道だったように思います。
他方で、「成人の養子縁組の伝統(la tradition de l’adoption des adultes)」というルポルタージュには、ちょっと違和感を持ちました。日本では「養子になる人の98%が成人だ(98% des personnes que l’on adopte sont des adultes)」という内容で、登場するのは400年近く続くという山梨のブドウ生産農家の養子になった男性です。この男性は奥さまの両親の養子になったわけですが、その点がひどく曖昧で、まるで全く関係の無い男性が、家業の継承だけを目的に養子になっているかのような印象を与えます。で、それを「驚くべき伝統(une tradition étonnante)」と呼んでいる。ルポの後半では結婚=婿養子についても言及していますが、あくまでも家業の継承が至上目的(!)で、そのために娘が婿を取る、というスタンスです。
このことについてフランス人の教師に話してみたところ、成人が養子になること自体が非常な驚き(étonnant)である、ということでした。
してみると、取材したジャーナリスト自身が驚いてしまい(étonné)、ある種の先入観を持って情報収集したのでしょうか。国営「France 2」といえども、センセーショナリズムと全く無縁ではないようです。

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