ブログ
偽りの友人(faux amis/false friends)フランス語/英語
投稿日:2017年10月28日
こんにちは。バゲットです。
数年前、英語を話していて、「私は〜に出席する予定だ」というつもりで、“I’m going to assist ・・・”と言ったところ、相手から想定外の答えが返ってきて、一瞬、戸惑ったことがあります。すぐに、英語の “assist” がフランス語の “assister à (出席する)” と違って、「手伝う」という意味しかないことに気づき、「オレはダメだなぁ」と、自分の未熟さを大いに恥じ入ったものでした。
さて、そのように、フランス語と英語では(というか、他の言語間でも)、同じ、あるいは似たようなスペリングなのに、意味が異なる単語がたくさんあります。それが「偽りの友人」(faux amis/false friends)です。例えば、こんな(↓)感じ。
このリストによれば、 bride はフランス語では「馬勒(ばろく)」、英語では「花嫁」です。以下、それぞれ、 dot は「持参金/点」、 nap(pe)は「テーブルクロス/昼寝」、 pin は「松の木/ピン」、 pain は「パン/痛み」、 rein は「腎臓/手綱」、 ride は「しわ/(馬や自転車や自動車に)乗ること」。
もっとも、これらは「パン/ペイン (pain)」、「リッド/ライド (ride)」のように、読み方が全く違いますから、知ってさえいれば、区別するのは簡単です。
混同しやすいのは、音も似ているケースです。例えばprejudice/préjudice。英語では「偏見、先入観」という意味ですが、フランス語では「損害」。フランス語で「偏見、先入観」のことは、préjugé と言います。
あるいは、英語で conscience というと「良心、善悪感」のことですが、フランス語では他に「意識」という意味にもなる。他方、英語で「意識」は、consciousness。
フランス語の apparence は「外見、見かけ」を意味しますが、英語の appearence は「外見、見かけ」の他に「出現」という意味がある。フランス語で「出現」は、apparition です。
これらなどは、特に英語で、いきなり耳から入ってくると、私などはどうしてもフランス語の意味で反応し、混乱してしまいます。
で、そういう単語、山のようにあるわけです。ほとんど無限にあるわけです。そして、常にチェックし続けていないと、いつの間にかゴチャゴチャになってしまう・・・
ネットで検索すると、こんな(↓)サイトも出てきました。
https://www.anglaisfacile.com/exercices/exercice-anglais-2/exercice-anglais-57289.php
私も、まだまだ前途多難です・・・。まあ、それが楽しいんですけどね(笑)。
- 1つ前の記事
- キャベツを植えに行く(aller planter ses choux)
- 1つ後の記事
- 『なまいきシャルロット(l’effrontée)』