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雪だるまを作る(faire un bonhomme de neige)

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こんにちは。バゲットです。

今年の冬は全国的に猛烈な寒波に襲われて、東京でも数年ぶりに積雪が、しかも二回もありました(2月5日現在)。公園や小学校の校庭で、雪だるまを作って遊んだ子供たちもいたでしょう。
私が子供の頃(1960年代)は、まだ地球温暖化の影響も顕著でなく、私が育った地域(房総半島の真ん中あたり)でも毎年たくさん雪が降りました。私自身は雪だるまを作ったことはないのですが、小学校では「〇〇くんが作った」という類いの噂をよく耳にしたのを覚えています。
中学校の英語の授業で、「雪だるま」を英語で snowman と言うことを知ったときも、その後、フランス語では bonhomme de neige と言うことを知ったときも、私は特に何の感慨も持たなかったように思います。しかし、遠く離れた日本と欧米で、子供たちが(あるいは大人たちも)同じように雪人形を作って遊んでいることは、考えてみれば不思議です。
雪だるま
もちろん、日本と欧米の雪人形は全く同じというわけではなく、形状や素材に若干の違いはあるようです。日本では大小二つの雪玉で人形を作るのが一般的ですが、欧米では上の写真のように三つの雪玉(フランスは普通二つだとか)から作り、目や口や服のボタンには小石を使い、ニンジンで鼻をつけて、木の枝で腕をつけます。木炭は、ヨーロッパでは希少だそうで、使いません。
さて、歴史的に見て、雪だるまを作る習慣はいつ頃からあったのでしょうか。調べてみると、西欧では、14世紀末に書かれた本(ハーグ王立図書館所蔵の「時祷書」)の欄外に雪だるまが描かれており、それが「現在知られている最古の視覚史料」だそうです。日本では江戸時代後期の歌川広景の浮世絵に描かれているとのこと(以上、ウィキペディア日本語版から)。
さらにネットで検索しまくると、日本では『源氏物語』第20帖「朝顔」で、女の子たちが雪の玉を作っているとか、『日本書紀』(奈良時代前期)の中にも雪遊びについての記述があるとか出てきますが、「人形」とか「だるま」とは書いてない。まあ、日本人は縄文時代から「土偶」を作っていたわけですから、雪だるまだって、太古の昔から作っていたのでしょう。それは恐らくヨーロッパも同様で、古代ケルト文明でも人形は作られていたようなので、雪の降る地方では、昔から雪人形を作っていたのだと思います。
日本と西欧で、一方から他方に習慣が「伝播」したわけではなく、それぞれ自然発生的に雪人形を作るようになったと考えると、なかなか面白く感じます。
そもそも、なぜ人間は人形なんか作りたがるのでしょうか。少し考えてみたいですね。

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