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サバとサンマと真っ赤な嘘と(des poissons et un gros mensonge)

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こんにちは。バゲットです。

私が高校生のとき、お姉さまが東京外国語大学でフランス語を勉強しているという同級生がいました。彼は私に、「姉から聞いた話」として、次のように教えてくれました。
・・・・・・フランス語では、挨拶で「サバ (Ça va) ?」と言う。英語の How are you ? に対応する表現で、「元気かい」という意味だ。サバ(↓)です。
サバ魚
そう挨拶された相手は、元気なら「サバ」と答える。もし元気じゃなかったら、「サンマ」と答える。サンマ(↓)です。
サンマ魚
「偏差値」と「権威」に弱い、素直な(?)高校生だった私は、「東京外大」の権威にコロリとだまされ、友人の話を全面的に信じました(註)。そして思ったのでした、「フランス語はなんと不思議な言語なのだろう、私も大学に入ったら、絶対にフランス語を勉強しよう」と。
※       ※       ※
さて、フランスでもサバ(maquereau)はよく食べるようで、ネットで検索すると、サバの料理はたくさんヒットします。たとえば、これ(↓)とかです。
サンマの料理
おいしそうですね。
でもサンマは、辞書で引いてみると、学名(scombrésocidé)しか出てきません。ウィキペディア日本語版によると「北太平洋に広く生息する」とありますから、大西洋にはいないのでしょう。
サバもマグロ(thon)もサケ(saumon)もイワシ(sardine)も、さらにはタイ(daurade)やウナギ(anguille)でさえ、太平洋にも大西洋にもいるのに、なぜサンマは太平洋にだけいて、大西洋にはいないのでしょうか???
「進化の謎」だとしか言いようがありません。ただ、サンマの塩焼きが大好きな私は、「日本に生まれて本当に良かった」と思うだけです。
※       ※       ※
さて、「真っ赤なウソ」は、フランス語では何と言うのでしょう。辞書で引くと“ un gros mensonge ”と出てきます。
あるいは、驚いたとき、信じられないときに言う「ウソ~!」だったら、“Tu blagues/plaisantes /rigoles !(=冗談だろ)”、“C’est pas vrai !(=ホントじゃない)” でいいでしょう。“Sans blague !(=冗談はナシだぞ)” という言い方もありますね。
まあ、これらの表現を覚える切っ掛けになったということで、高校の同級生の「真っ赤なウソ」は、水に流すことにしましょうか。

(註)フランス語を全く知らない方のために書いておきますが、「サバ (Ça va) ?」は事実です。「サンマ」は、全くのデタラメです。

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