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幽霊は怖い?(Tu as peur des fantômes ?)

投稿日:2019年9月17日

こんにちは。バゲットです。

何度か書いたように、私の実家は集落から少し離れた奥まったところにあって、隣の家まで100メートル、その隣の家まではさらに100メートルほど離れています。家の正面は庭と農道を隔てて柿と栗の畑で、その向こうの山の麓に先祖代々のお墓があります。田舎なので当然、街灯などはなく、日が暮れればあたりは真っ暗。まさに幽霊が出るのにうってつけの(?)環境です。すごく臆病な子供だった私は、暗くなってからお墓に近づいたことは一度もありません。

幽霊やお化けのことはとても幼いころから知っていたように思います。すごく、すごく怖がっていたのですが、でも、どのようにして知ったのか全く覚えていないのです。テレビで見たのでしょうか。迷信深い曾祖父か祖母にでも聞いたのでしょうか、「日が暮れたらお墓に行っちゃダメだよ、お化けが出るからね」と。それとも夕方、遅くまで外で遊んでいたとき、母か、あるいは私の子守をしてくれた曾祖母に、「早く家に入らないと、お化けが出て、連れて行かれちゃうよ」とでも脅されたのでしょうか・・・。

ということで、今回のテーマは「幽霊」です。

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「日本の幽霊には足がないけど、ヨーロッパの幽霊には足がある」。具体的に「どこで聞いたの?」と質問されても困るのですが、いろいろなところでよく聞くように思います。そこで、なぜ日本の幽霊に足がないのか調べてみると、諸説あるようですが、有力なのは、江戸時代の画家・円山応挙(まるやまおうきょ)の描いた足のない幽霊の絵。その絵がとても有名になって、一般に幽霊には足がないと信じられるようになった、という説です。 最近では幽霊の世界でもグローバル化が進んでいるようで、フランスにも「足のない幽霊」の画像(↓)がありました。

幽霊

さて、フランス語で「幽霊」は“fantôme”。今回は「ウィキペディア」のフランス語ヴァージョンで調べてみると(https://fr.wikipedia.org/wiki/Fantôme)、「幽霊とは一つの出現、幻視あるいは幻覚であって、それは死去した人物の超自然的な顕現と解釈されている」とあります。日本の「幽霊」と同じですね。

“spectre”という語もあって、こちらは「死者の恐ろしい出現(apparition effrayante d’un mort)」。つまり、「怖い」幽霊です。

さらに“revenant”という語もありますが、これは“revenir(帰る)”という動詞の現在分詞からできた語で、「あの世から回帰すると想定される、死者の霊魂」です。
で、外見は千差万別のようですが、一番多いのはこんな(↓)感じ。「おばけのQ太郎」みたいですね。

おばけのQ太郎

白い布をまとっているのは、お葬式のとき死体を白い布で包むからだそうです。あと、この(↓)ヴァージョンもポピュラーらしい。

ゲゲゲの鬼太郎

「魂」のイメージでしょうか。昔「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきた「死者の魂」は、こんな風でした。

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この原稿を書いていて、突然気づいたのですが、人類の誕生以来、今までに何百億人もの人が死んでいます。ところが、幽霊として化けて出る人って、比較的最近に死んだ人ばかりじゃないですか!!古くても平将門(940年没)ぐらいで、縄文時代に死んだ人の幽霊wとか、ネアンデルタール人(←「人類」じゃないけど)の幽霊wwなんて、聞いたことがありません。一体、どうしてなのでしょう???

それとも、単に私が知らないだけで、中国には北京原人の幽霊(!)が出る心霊スポットとかがあるのでしょうか。どなたかご存知の方がいらしたら、ぜひぜひ教えてくださいませ。

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