ブログ
高級ワインの道(La route des grands crus)
投稿日:2017年8月14日
こんにちは。バゲットです。
今回は、先日のフランスのテレビニュースから。
フランス「農業省(le ministère de l’Agriculture)」の発表によると、春になって厳しい寒波に見舞われたことなどが原因で、今年のブドーの生産高は歴史上まれなほどに低いことが予想されるとのこと。
その一方で、最近、フランスではワインツアーがますます人気を高め、ブドー農家にとっての重要な収入源になっています。
特に有名なのが、ブルゴーニュ地方の「高級ワインの道」(La route des grands crus)。
別名「ブルゴーニュのシャンゼリゼ」。コート=ドール県(Côte-d’Or)のディジョン(Dijon)からサントネ(Santenay)まで、風光明媚な37の村のブドー畑を通る、全長60キロの行路です。
もともとは80年前(=世界恐慌の時代)、当時は無名だったブルゴーニュ・ワインの販売促進をかねて始められた企画で、1970年代から観光スポットとして脚光を浴びるようになりました。
2015年には世界遺産にも登録され、現在ではフランス国内およびヨーロッパからはもちろん、アメリカや中国からもたくさんの観光客が訪れています。
近年はサイクリングがブームだとか。こんな感じ(↓)です。
行程にはカフェやレストランもたくさんあって、シャトー巡りやワインの試飲(dégustation)もできるそうです。
自転車で一日に60キロ・・・。考えてみれば、そんなにはキツくはなさそうですね。道は平坦そうだし。
皆さま、次回のフランス滞在の際は、挑戦してみたらいかがですか。