サイトロゴ

レコールドフランセ フランス語学校 へようこそ!

03-3363-6603

blog

ネコの舌(langue de chat)

投稿日:

こんにちは。バゲットです。

皆さまご存知のように、日本語で、熱い食べ物が苦手な人のことを「ネコ舌」と言います。個人的な印象では女性に多いようで、少なくとも私は、男性で「ネコ舌」という人には会ったことがありません。まあ、男性の場合、カワイコぶってもしようが無いから、あえて言わないだけなのかも知れませんが。
しかし、なぜ、熱い食べ物を食べられない人を「ネコ舌」と言うのでしょう。もともと、ものを煮たり焼いたりして食べるのは人間だけですから、普通、動物はすべて熱い食べ物は苦手なはずですし、そういう意味では、「イヌ舌」でも「ウマ舌」でも「ウサギ舌」でもよかったはずです。実際に家の中、しばしばテーブルの近くにいて、人間の食事の残り物として熱い物を食べる機会がたくさんありそうな「ネコ」が、代表として選ばれた、ということなのでしょうか。
私の高校の同級生で、6年(!)も浪人して国立大医学部に入って医者になった友人によれば、「ネコ舌」は毎日ドッグフード(←犬のエサ)を食べると、一ヶ月ぐらいで治るそうです(w)。多分ウソだと思いますが、気になる方は試してみてはいかがでしょう(w)。
※      ※      ※
さて、フランス語にも「ネコ舌=ラング・ド・シャ(langue de chat)」という表現があります。熱い食べ物とは何の関係もありません。楕円形のビスケットやクッキーのこと(↓)で、形が「ネコの舌」に似ているためにそのように言うそうです。
ネコ舌=ラング・ド・シャ 「形」と言うなら、人間の舌も同じような形ではないかと思いますが、お菓子の呼称としては「ネコ」の方がよいのでしょう。ネットでレシピと調べてみると、本当に形がネコの舌に似ているだけで、実態はただのクッキーです。
話は変わりますが、フランス語には「自分の舌をネコにあげる(donner sa langue au chat)」という表現もあります。もともとは「(役に立たない)自分の舌をイヌに投げ与える(jeter sa langue au chien)」が変化してできた言い回しで、ネット辞書(donner sa langue au chat)によると、「ある問題の解答を見つけることができないと認める(se reconnaître incapable de trouver la solution à un problème)」ということ、つまり「クイズなどの解答を諦める、わからないと認める」という意味ですね。
具体的な用法としては、なぞなぞやクイズを出した人が答えに窮する人に対して、「降参しますか=あなたはネコに舌をあげますか(Donnez-vous votre langue au chat ?)」のように言ったり、答えられない人が「降参します=私はネコに舌をあげます(Je donne ma langue au chat)」のように言ったりします。
ちょっと「シュール(surréaliste)」な表現ですが、覚えておくと、意外と使える場面は多いかも知れません。

-blog

執筆者:

関連記事

ゲルマントのほう

プルースト流女の子の口説き方(la manière proustienne de séduire une fille)

こんにちは。バゲットです。 マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』。長大かつ難解のことで知られ、現代文学にも多大な影響を与えたとされる、20世紀フランス文学の名作です。社交界の人間模様が延々 …

イザベル・アジャーニ

ハリウッド・セクハラ事件/フランスにて(Affaire Weinstein en France)

こんにちは。バゲットです。 ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件は日本でも大きく報道されましたから、皆さまもご存知のことと思います。被害を訴えた人たちには、ジュディ …

レジオン・ドヌールには5つの「等級」

レジオン・ドヌール勲章(Légion d’honneur)(2)

こんにちは。バゲットです。 今回も、レジオン・ドヌール勲章について書きましょう。 さて、レジオン・ドヌールには5つの「等級」があって、下からシュヴァリエ(Chevalier=騎士)、オフィシエ(Off …

歌手が来た!(Une cantatrice à l’école !)

こんにちは。レコール・ド・フランセ教師のフランク(Franck)です。 歌手で、当校の生徒でもある竹本絵里子さんをご紹介いたします。 本年4月に開催されるオペラ・リサイタルに出演する歌手の方が、フラン …

ピンクのチョコレート

ピンクのチョコレート(le chocolat rose)

こんにちは。バゲットです。   もう30年近くも昔、私が初めてフランスに滞在したときのこと。ある日、日本人の友人が、カフェのカウンターで「アン・ショコラ・ショ、スィル・ヴ・プレ(s’il v …

あなたのお住まい、お仕事は東京でしょうか?フランス語や文化に興味がございますか? くつろげて、自分に合うフランス語学校をお探しでしょうか?

東京でフランス語を学ぶのでしたら、新宿、池袋から数分の私たちの学校のサービスをご提案します。

初心者、初級対象者のすべての方には他校にはないプライベートレッスンをご提供します。初心者の方にはマンツーマンでそれぞれの題材の最後までご指導します。

その他のレベルではスタンダードコースとして(中級、上級)クラス内での広がりを作る為に1クラス3人まで のセミプライベートレッスンとプライベートレッスンがございます。

個人レッスンでは各ご要望のコースで対応します(文法、語彙、口語表現、試験準備、テレビニュース他…)。 フランス語会話サロンでは文化や社会に関する様々な題材で意見を交わし、東京からフランスまでを旅し、横断する事が出来ます。又、幼稚園生から大学生まで、セミプライベートレッスン、個人レッスンもご提案させていただきます。

私達の学校は会話を基本とする方法で、フランス語圏出身の講師による生きた会話レッスンを行っています。そういうわけで、私達は本校のことを、会話学校又は自由会話サロンと呼んでいます。