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チョコレートをめぐる闘争(la lutte pour le chocolat)

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こんにちは。バゲットです。

私が若い頃(1980年代)は、東京でもチョコレートの専門店はあまり見かけませんでした。だから、フランス語に「ショコラティエ(chocolatier)=チョコレート屋」という単語があることを知ったときは、ちょっと驚きました。チョコレートだけを売って商売が成り立つなんて、想定していなかったからです。調べてみると、フランスの国民一人あたりの年間チョコレート消費量(約7キロ)は、日本(約2キロ)の3倍以上ですから、それで採算が取れるのですね。

チョコレート

チョコレート

以前フランスでは、「チョコレート(chocolat)」にはカカオバター(beurre de cacao)以外の植物性油脂を使ってはならないという法律があったそうです。そこに他のEU加盟国が法律の廃止を求めて、一種の「チョコレート戦争(la guerre du chocolat)」が勃発。結局、EUが他の植物性油脂を5%まで認める「指令(directive de l’Union Européenne)」を発令して、その法律は改正されました。が、今でもフランスではカカオバター100%のチョコレートが主流で、それは「伝統的チョコレート(chocolat traditionnel)」とか「純カカオバターチョコレート(chocolat pur beurre de cacao)」と呼ばれています。カカオバターは他の植物性油脂と比較して融点が低く(32°~36°)、口の中に入れるとすぐに溶けて、美味しいのだとか。しかし日本では、「夏が暑すぎて、向いていない」というチョコレート職人もいるそうです。
※      ※      ※
子供の頃、私が育った田舎の農村地帯では、バレンタインデーに女子が男子にチョコレートを贈る習慣はありませんでした。中学生のとき、学区内に新日鉄君津の社員向け戸建て住宅が建って、都会(?)からたくさんの転校生がやって来ました。バレンタインデーにチョコレートを贈る「儀式」を持ち込んだのは、そうした転校生の女子たちでした。
さて、男性なら誰でも高校生ぐらいになると、日本人の若い男(概ね15歳~35歳)には二通りあることに気づきます。恋人(もしくは奥さま)のいる男と、いない男です。これら二種類の男性たちは、「社会的な裂け目(clivage social)」によって隔てられており、それは一種の「社会階級(classes sociales)」を構成していると言っても過言ではないw。高校時代はガリ勉で(今もそうですがw)、女の子に全くモテなかった私が言うのですから、間違いありませんww。そして、普段は目立たないその「階級」が一気に顕わになるのが、バレンタインデーなのですwww。
もちろん、一方から他方に移動することは可能です。「恋人がいない」階級から「いる」階級へと移動した人は、幸運です。「いる」階級から「いない」階級へと移動した人は、悲嘆に暮れることもあるでしょうが、まだマシです。悲惨なのは、「恋人がいない」階級から「いる」階級へと、絶対に移動できない男たちです(高校時代の私みたいにw)。
そのような「階級」を暴露し、「階級闘争(la lutte des classes)」を煽るのですから、バレンタインデーの習慣は残酷です。そんな日、無くなってしまえばいいのにwww。
まあ、私も35歳を過ぎた頃から、全く気にしなくなりましたが。

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