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三たび、全国共通大学入試資格試験・バカロレアについて書きましょう。

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バカロレアについて(3)

こんにちは。バゲットです。

三たび、全国共通大学入学資格試験・バカロレアについて書きましょう。

バカロレア写真
前回も書いたように、90%前後の若者が人生を賭けて受験するわけですから、バカロレアはフランスでは国民的なイベントになります。当然、マスコミのチェックは厳しく、出題ミス等があった場合、政府は激しい批判を浴びることになります。
今年は、一部の技術系バカロレアのスペイン語の問題が、去年の追試験(註)と同一だったことが判明し、該当する受験生は、全日程終了後、別の問題で再試験を受けさせられる羽目になりました。「わりと出来たように思っていたのですが・・・」と、インタビューに答える男子生徒の、うんざりした顔が印象に残っています。 

※       ※       ※

さて、2011年、バカロレアの試験問題の一部が、インターネット上に事前に漏出していたことがわかり、大騒ぎになったことがあります。
警察の調査によれば、発端となったのは、エックスマルセイユの大学区本部(rectorat)に出入りしていた印刷技術者が、一枚の紙を自宅に持ち帰ったこと。その紙には、その年の普通バカロレア科学系コースの数学の問題一問が印刷されていたのです。
男は警察に「メモ用紙にするつもりで、印刷ミスの紙の山から一枚取っただけだ」と主張しましたが、その男には高校三年生の息子がいましたから、息子に見せようとの意図的な行為だったのかもしれません。もっとも、その息子が受験したのは技術系バカロレアだったので、彼が直接利益を得たわけではないようです。
その後、技術者の息子がその問題を友人に見せ、その友人が問題を写真に撮って、メールで別の友人に送り、その男がまた別の友人に送り、最終的にその男がインターネットの若者向け掲示板に問題を投稿、拡散したという経緯のようです。
このような事件をうけて、当時の国家教育大臣(Ministre de l’Education Nationale)は、流出した問題を採点の対象から外すという措置をとりました。多くの受験生が不満の声を挙げたようですが、結局、決定はくつがえりませんでした。
なお、漏出したのは、比較的平易な「確率」の問題だったそうです。それが採点の対象から外れたわけですから、数学が苦手な受験生の中には、「人生が変わった」という人もいたかもしれませんね。

(註)バカロレアは全科目加重平均が10/20で合格ですが、8/20以上の得点で不合格になった場合は、追試験を受験することができます。

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