JR山手線 高田馬場駅すぐ、ネイティヴの先生が教えるフランス語教室

tel:03-3363-6603

ブログ

ハリッサ(harissa)

投稿日:2025年9月13日

こんにちは。バゲットです。

私のマンションの近くに、長年放置されて雑草が生い茂っていた広い空き地があって、昨年の6月、そこにチェーンの食品スーパーが開店しました。私はそれまで、食料品は基本的に駅前の西友で購入していたのですが、今度の新しいスーパーは駅からの帰り道にある。しかも、もともと八百屋さんから発展したということで、特別なルートでもあるのか、西友と比べると野菜が明らかに安いのです。そんな訳で、私はそのスーパーの開店以降、ほぼ毎日そこで食品を買うようになりました。

さて、もう一ヶ月以上前のことですが、遠方の大学で授業をして、夕方7時半過ぎにスーパーに行くと、ピザが二切れ200円で売っている。いつもは丸ごと一個(600円)でしか売っていないので買わないのですが、二切れならお酒のつまみに最適です。私は喜んで買いました。

harissa

ところが、家に帰って着替えて、お酒を飲み始めて初めて気づいたのですが、タバスコがない。スーパーまでは60~70メートルしかないとはいえ、着替えてお酒を飲んでいるのだから、今さら外出する気分にもならない。で、冷蔵庫の中を覗くと、長い間使わず、入れっぱなしにしてあったハリッサ(harissa)が見つかりました。賞味期限を二ヶ月ほど過ぎていましたが、腐っているようにも見えません。ピザにつけて食べてみると、すごく美味しい。・・・ということで、今日のテーマは「ハリッサ」。

Piment

さて、「ハリッサ/harissa」はチュニジアが起源の、赤唐辛子のペーストです。赤唐辛子はアメリカ大陸が原産で、チュニジアがスペインの属国だった時代(1535-1574)にもたらされたそうですから、ハリッサが誕生したのは16世紀以降のこと。

唐辛子を蒸して、塩、油、ニンニクを加えて溶かしたものが基本ですが、冷蔵庫の中のカルディのハリッサ(←最近買った新しいもの)を見ると、パプリカ、コリアンダー、クミンなど、色々なものが入ってます。

本格的にフランスに持ち込まれたのは、(私の推測ですが)おそらく第一次大戦時。フランスの若い男性はほとんどが戦場に送られてしまい、人手不足になったフランス国内の工場や農場が北アフリカから大量の移民を受け入れて、そのとき彼らがクスクスと一緒にハリッサももたらしたのだと思います。

なお、ハリッサは2022年にユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。

———————————————

さて、冷蔵庫の中にあった賞味期限を二ヶ月も過ぎたハリッサ。瓶に半分ほど残っていたので、「もったいないから、全部使ってしまおう」と考えて、それから数日、色々なものに試してみたところ、かなり幅広く使えることがわかりました。まず、ラーメンに合います。醤油ラーメン、味噌ラーメンにも合います(○)が、特に塩ラーメンは◎。スプーンに半分ほどを溶かして食べると、すごく美味しいです。「赤いきつね」にも合います。冷や奴につけても悪くない。まだ試していませんが、ネット情報では野菜炒めにも合うそうです。皆さまも、いろいろ試してみてはいかがでしょう。

執筆者:

1つ前の記事
フランスパン(La baguette)
1つ後の記事
ドリップ・コーヒー(le café filtre)

お気軽にお問い合わせください

レコール・ド・フランセ

電話:03-3363-6603
住所:東京都新宿区高田馬場 4-2-29 ヴィラデステ102
URL:https://lecoledefrancais.net/