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自分の桃を割る(se fendre la pêche)

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こんにちは。バゲットです。

今回も「桃」のお話です。クレープについて二回連続で書き、桃についても二回連続なので、クレープも桃も嫌いな方(←もしいればw)は「もう、うんざり(J’en ai ras le bol !)」とお思いかもしれません。でも、実際に桃に言及するのはほんのわずかですので、どうか我慢して最後までおつき合いくださいませ。
さて、私は若いころ、フランス人を目にすると皆が同じ顔をしているように見えて、区別するのにすごく苦労しました。性別、年齢、身長、体型等が明らかに違えばよいのですが、二人とも若い男性で短髪で中肉中背とか、二人とも中年の女性でセミロングで小太りとか、そんな状況に遭遇すると、もうどちらがどちらなのか分からなくなってしまうのです。
たとえば初めてフランスに留学したときのこと。私は現地に着いて最初の10日ほど、市街地の小さなホテルに泊まりました。そのときホテルの受付の女性が三人いることに気づくのに、私は一週間もかかったのです。いつも同じ人だと思っていたのが、「あれ?二人いるぞ!」、「ありゃ?三人か!」といった具合です。三人とも中年の女性で、二人がブロンド(blonde)、一人はブルネット(brune)だったように記憶していますが、いつも同じ場所に座っていて、しかも雰囲気が似ていたので、区別できなかったのだと思います。
その後、私も多くのフランス人の友人・知人たちと交流し、現在はフランス人の顔もたいていは区別できるようになりました。それでも映画を見ると、今でもときどき、登場人物の区別ができなくなることがあります。そうなると、当然、ストーリーもよく分からなくなってしまいます。
不思議なことに、ハリウッド映画を見ていて、そのような事態が生じたことは一度もありません。物語や人間関係がフランス映画ほど複雑でないこともあるのでしょう。でも、ひょっとすると、もともと全世界の観客が見ることを想定し、容姿で混乱が生じるような配役は避けているのかもしれません。
※      ※      ※
フランス語で「顔」を意味する名詞としては、普通、 le visage (最も一般的な語)または la figure (くだけた言い方)を用います。「彼女はかわいい顔をしている」なら、 Elle a un joli visage 、「彼は顔を洗った」は、 Il s’est lavé la figure ですね。
で、「桃(la pêche)」ですが、実はこの語も「顔」を意味することがあるのです。口語で se fendre la pêche (=自分の桃を割る)という言い回しがあって、「大笑いする(rire aux éclats)」という意味なのですが、ここで言う「桃」は「顔」のこと。つまり、口を大きく開けて「大笑いする」とき、大げさに言えば「顔」=「桃」が二つに割れたようになることから作られた表現だそうです。
自分の桃を割る
桃」の代わりに「梨(la poire)」を使うこともできます。その場合は se fendre la poire (=自分の梨を割る)。ですから、「彼女は大笑いした」なら Elle s’est fendu la pêche でも、 Elle s’est fendu la poire でもいい。面白い表現なので、覚えておかれるとよろしいかと思います。

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