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カタツムリを食べる(manger des escargots)

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こんにちは。バゲットです。

私は房総半島の農村地帯で育ったので、子供の頃、家の近くでカタツムリをよく見かけました。実際に手に取ってみたことも、何度もあります。当時は(今でもそうなのかも知れませんが)、童謡「でんでん虫」をよく耳にしたこともあって、私にとってカタツムリは、身近な、馴染みの生き物の一つでした。
カタツムリを食べる
フランス人がカタツムリを食用にしていることを、どのようにして知ったのか、定かな記憶はありません。父親から聞いたような気がするのですが、事実はそうではなかったのかも知れません。そのとき、自分がどのように思ったのかも、全く覚えていません。おそらく、何も思わなかったのでしょう。小学生の頃、私の知っている人でフランスに行ったことがあるのは、『おそ松くん』に出ていた「イヤミ」(=「おフランスざんす!」)ぐらいでしたから、フランスなんて私にとっては「世界の果て」のようなもの。そんなところで人間が何を食べていようが、全く興味が無かったのだと思います。
さて、その後、私も大学でフランス文学を専攻するようになると、「エスカルゴ」のことは嫌でも耳に入ってきます。「気持ち悪い」「食べる気にならない」という声も多い一方、食べたことのある人は「サザエみたいなものだ」などと言います。私も興味はありましたが、一介の大学生にフレンチレストランの敷居は高く、実際にエスカルゴを食する機会は、なかなかやって来ませんでした。
私が初めてエスカルゴを食べたのは、大学院生になってから。研究室の学生たちで指導教授の家に遊びに行ったとき、奥さまが作ってくれたのです。食べ方も知らなかったので、教えてもらって食べたのですが、バター風味がすごく美味しかったのをよく覚えています。
エスカルゴ
と言うことで、「エスカルゴ」について、ちょっと調べてみました。
カタツムリを食べる習慣は古代ギリシャ・ローマの時代まで遡るそうで、特に古代ローマには食用カタツムリの養殖場まであったということです。現代ではフランス以外にも、スペインやギリシャでも広く食べられていて、他にも中国南部、フィリピン、インドネシア、ベトナム、ラオスなどの東南アジアでも食べています。意外といろいろなところで、食べているんですね。
驚いたことに、日本でも「カタツムリを食べる文化は古くからある」(日本語版ウィキペディア)そうで、飛騨地方などでは子供のおやつになっていたとのこと。
まあ、考えてみれば、日本でも、例えば縄文時代には、ほとんどの人が恒常的にお腹を空かせていたはずです。人間は、毒にならないものなら何でも食べたでしょう。カタツムリだって、絶対に食べたはず。江戸時代になっても、飢饉は頻繁に起きましたから、そんなときにはカタツムリを食べる人だっていたでしょう。単にそれが、広域にわたる食文化としては定着しなかった、というだけの話だと思います。
と、ここまで書いてきて、突然思いついたのですが、エスカルゴが「サザエみたいなもの」だとすれば、サザエの壺焼きのように、日本風に醤油やみりんで味付けして食べることもできるのではないでしょうか。
で、ネットで検索したら、出てきました(→エスカルゴの旨煮)。「まずまずの味」と書いてあります。皆さまも、一度試してみたらいかがですか。

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