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海藻を食べる(manger des algues)

投稿日:2026年4月25日

こんにちは。バゲットです。

何度も書いたように、私は千葉県君津市の農村地帯で育ちました。もの心ついたころには9人の大家族(私、生まれたばかりの弟、両親、祖父母、曾祖父母、高祖父)で、食事時にはそのほぼ全員で食卓を囲みます。時代が時代ですし、高齢者たちの好みもあって、食事はほぼ純粋な日本食。農家で畑もあったので、当然野菜はたくさん食べましたが、それにも増してよく食べたのが海藻です。昆布の佃煮、昆布巻き(と呼んでよいのかわからないのですが、中には何も入っていなくて、昆布だけを巻いて煮たもの)、それから焼き海苔もよく食べましたし、お味噌汁にもワカメやヒジキが入っていました。

さて、調べてみたところ、ヨーロッパではイギリスの一部の離島を除いて、伝統的に海藻を食べる文化は無かったようです。ところが最近では、日本料理のブームに乗って、海藻を供するレストランが増えているとか。そのことに関連したルポルタージュがあったので、紹介しておきましょう。

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ルポのタイトルは“Alimentation : cueilleurs d’algues, ils fournissent les plus grands chefs étoilés/食品業:海藻を採取する人、彼らは(ミシュランの)星を持っている最も偉大な料理人たちに納めている”。

ブルターニュ半島の南の海岸近くに住む中年の夫婦が、海藻を採取して販売しているというお話です。彼らは二人とも元は企業の管理職だったそうですが、10年前ほど前に離職して、それ以来年間300日、海岸で海藻を採っています。

最初に映し出されるのは、晴れた海岸で中年女性が海藻を採っている映像。妻のヴァレリーで、彼女が茶色の長くて絡み合った糸状の海藻を取り上げて、「これは海のサヤインゲン(haricots de mer)、あるいは海のスパゲッティ(spaghettis de mer)です」と語ります。見たことがないのでネットで調べてみると、北東大西洋と北海にしかない海藻で、英語でも「sea thong/海の紐」とか「sea spaghetti/海のスパゲッティ」と呼ぶそうです。

cueilleurs d'algues

次に夫のジャン=マリが登場して、「海のレタス(laitue de mer)」を収穫します。アオサの仲間(オオバアオサ)のようですが、シェフたちは大きな葉で魚の切り身や肉を包んで供するとのことです。

この夫婦は何百人(des centaines)もの料理人に海藻を売っているそうで、その中には著名なシェフたちもいます。東京の六本木にも支店を持つピエール・ガニェールもその一人。彼はある日、夫婦の自宅を訪問して、貝と海藻の料理を作ります。彼は言います、「海藻が嫌われ者だったわけじゃない。それは西洋の文化の中にはなかったんだ。日本では料理のベースであるのに/Ce n’est pas que les algues étaient mal-aimées. Ce n’était pas dans la culture occidentale, alors qu’au Japon, c’est la base de la cuisine”。

夫婦は海洋牧場(ferme marine)を所有していて、入場者たちを案内して回ります。そこではジャン=マリが「海の髪の毛(cheveux de mer)、日本語で青のり/aonori en japonais」を紹介していました。

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私(たち)は小学生のとき、5月になると毎年、学校の遠足で木更津の海岸まで潮干狩りに行っていました。古い靴を履いて(持って?)くるよう指示をされ、小さな熊手を持って潮が引いた海に入り、アサリを収穫するのです。たまに大きなハマグリも取れて、そんなときは大喜びしたものでした。

木更津の干潟には海藻もたくさんありました。茶色で幅が10センチくらいの長い海藻が多かったように記憶していますが、持って帰ったことはありません。あの海藻は食用にもなったのでしょうか。今となっては、子供時代の懐かしい思い出です。

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