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レジオン・ドヌール勲章(Légion d’honneur)(1)

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こんにちは。バゲットです。

記憶がひどく曖昧で申し訳ないのですが、私が子供の頃(1960年代)のテレビアニメ(あるいはマンガ?)の登場人物で、普通の子供なのにどういう訳か胸に勲章をつけていて、ことあるごとにそれを振りかざし、「エッヘン」と言ってふんぞり返る男の子がいました。アニメのタイトルや設定、ストーリーは全く覚えていません。でも、今、思い出してみると、世俗的な権威を徹底的にオチョクっているようで、すごく滑稽に感じます。
さて、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが、自身が起こしたセクハラ事件のため、6年前に授与されたレジオン・ドヌール勲章を剥奪されたことは、先日の記事でも紹介しました。
このレジオン・ドヌール勲章は日本でも超有名で、私は高校時代、世界史の授業でナポレオンが創設したと習いましたが、勲章自体のことはそれ以前から確かに知っていたように思います。小学館の『小学〇年生』で読んだのか、日本人の誰かがもらったのをニュースで見たのか、あるいはシャーロック・ホームズ(小学校時代に熱中しました)が受章しています(in「金縁の鼻眼鏡」)から、そちらで知ったのかも知れません。
レジオン・ドヌールの正式名称
レジオン・ドヌールの正式名称は、ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジオン・ドヌール(L’ordre national de la légion d’honneur)。直訳すれば「名誉軍団国家勲章=騎士団」で、受勲することはこの「騎士団(ordre)」への加盟を意味します。
上でも書いたように、この叙勲制度は、1802年、ナポレオンが制定したもので、その際、「平等の理念に反する」と反対する人たちに対して、彼は次のように言って正当化したそうです、「あなた方はそれを玩具だと言うが、人が人間を動かすのは玩具を用いてなのだ(Vous les appelez les hochets, eh bien c’est avec des hochets que l’on mène les hommes)」。勲章をエサにして、国民を「国家」のために一生懸命働かせようという思惑だったわけですね。歴史上初めて「国民」軍を作ったとか、それまで無名だったジャンヌ・ダルクを「『救国』の少女」として神格化したとか、近代国家(=「国民国家」)としてのフランスの基礎を築いたナポレオンにとって、ごく自然な発想と言えそうです。
(この項続く)

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