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ネコを鞭打つ(fouetter un chat)

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こんにちは。バゲットです。

2018年8月のネット記事によれば、フランスには1,350万匹のネコと730万匹のイヌがいるそうです(https://particulier.sollyazar.com/actualites/les-chiffres-cles-des-chiens-et-chats-en-france)。日本では、やはり2018年の統計で、ネコが965万匹、イヌが890万匹ですから、フランスの人口(6700万人)が日本の半分程度であることを考慮すると、人口比でいえばフランス人は日本人の2.6倍のネコと1.5倍のイヌを飼っていることになります。
別の統計(←ちょっと古いのですが)によれば、ネコとイヌに、ハツカネズミ、ハムスター、鳥と魚を加えると、フランスには6,000万匹のペット(animaux de compagnie)がいるそうです。ほとんど人口一人当たりに一匹の計算になりますね。
※      ※      ※
さて、フランス語にはペットの名前を用いた慣用句がたくさん存在します。このブログではそんな言い回しをいくつか紹介してきましたが、今回紹介したいのが、“avoir d’autres chats à fouetter(=他に鞭打たなければならないネコがいる)”。ご参考までに英語に直訳すれば、“have others cats to whip”。“à fouetter”は、英文法風に言うと「to 不定詞の形容詞用法」です。
他に鞭打たなければならないネコがいる
ネコを鞭でひっぱたくとは、虐待するみたいで穏やかな話ではありません。ネコ好きの方の中には、「何てことをするのだ!」と怒髪天をつく(?)方もいらっしゃるかと思います。でも、この表現はあくまでも比喩であって、実際にネコをいじめるわけではないのでご安心くださいませ。
いつものように「ウィクショネール(https://fr.wiktionary.org/wiki/avoir_d’autres_chats_à_fouetter)」で調べてみると“avoir d’autres préoccupations(=他に心配事がある), avoir quelque chose à faire de bien plus important(=もっとずっと重要な、しなければならないことがある)”、と出てきます。別のサイトでも“avoir des préoccupations plus importantes(=もっと重要な心配事がある)”とあります。要するに、「他にやらなければならないことがある」ということですね。
他人から何かを頼まれたり、勧められたりしたとき、“J’ai d’autres chats à fouetter(=私には他に鞭打たなければならないネコがいる)”と言えば、「他にしなければならない用事があるから、私には出来ない」という意味。部下や同僚から提案があって、「その前にもっと優先しなければならない仕事があるだろう」と却下するときは、“Nous avons d’autres chats à fouetter(=私たちには他に鞭打たなければならないネコがいる)”と言えばよい。
さて、それにしても、なぜネコを鞭で打つのでしょう。さらに調べてみると、フランス語には、過失など否定的な出来事について「たいした失敗ではない」、「それは重大なことではない」という意味で、“Il n’y a pas de quoi fouetter un chat(=ネコを鞭打つほどのことでもない)”という言い回しがあるそうです。そこから派生した表現のようですね。
※      ※      ※
現在、千葉の私の実家では、ネコを二匹飼っています。3年ほど前にどこかからオスのクロネコがやって来て、母がエサをあげたら居着いてしまい、翌年さらにケガをしたメスの子ネコ(←恐らく近くの山の中に捨てられた)がやってきて、それをクロネコが「受け入れた」ため、実家で飼うことになったのです。
二匹とも、ときどき帰省する私のことは怖がって、近づくと逃げてしまいます。私はネコ好きなので、ちょっとショックです。十日くらい実家にいれば、私にもなついてくれるのでしょうが、仕事があって、なかなかそうもいきません。何か、短期でネコをなつかせる名案はないものでしょうか。
「マタタビでもあげてみるかw」とヒラメいたので、冗談半分にネットで検索してみると、なんと、ネコ用の「マタタビ」がいくつもヒットするじゃないですか!!!
今度の週末、渋谷で探してみることにしますw。

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