サイトロゴ

レコールドフランセ フランス語学校 へようこそ!

03-3363-6603

blog

彼女はいつも月にいる(Elle est toujours dans la lune)

投稿日:

こんにちは。バゲットです。

最近は廃れてしまったのかもしれませんが、私が子供のころ、少なくとも千葉の農村地帯では、まだお月見の習慣が残っていました。9月半ばの満月の夜(=十五夜)に、月見団子を作って、月の見える縁側(や窓際?)にお供えし、ススキを飾ったりして、しばらくしてからそのお団子を食べる。私は毎年、十五夜になると、5キロほど離れた母の実家に連れて行かれ、アンコのついたお団子を食べ、祖父母からお小遣いをもらったりして可愛がってもらったものでした。お団子と関係があるのかないのか知りませんが、当時(今でも?)、月には(sur la lune)ウサギがいて、お餅をついているなどと言われていました。
私が小学生になると、アメリカのアポロ11号が月面に着陸し、二人の宇宙飛行士が月を(sur la lune)歩きました。担任の先生が本来理科が専門だったこともあったのか、クラス中で大騒ぎしたのをよく覚えています。
ずっと後のことですが、「実際、月はどのくらい遠いのか」と、自分で計算してみたことがあります。地球の直径が約13,000キロ、月のそれが3,500キロで、お互いの距離が385,000キロだから・・・・・・地球を直径13センチのグレープフルーツだとすると、月はウメぐらいの大きさで、4メートルほど離れている。そう考えると、ものすごく遠いことが分かるし、そんな遠くまで人類が行ったということは本当にすごいことだと、改めて感じます。
※      ※      ※
さて、フランス語に「月の中にいる(être dans la lune)」という表現があります。ウサギや宇宙飛行士のように「月の上(sur)」ではなく、「月の中(dans)にいる」ですが、「ぼんやりする(être distrait)」、「物思いにふける(être perdu dans ses pensées)」という意味です。(http://www.expressio.fr/expressions/etre-dans-la-lune.php
月の中にいる
リンク先(↑)によれば、「昔から月は夢想、放心と結びつけられている(Depuis longtemps la lune est associée au rêve, à la distraction)」とのこと。まぁ、何となく、分かるような気もします。月を見て意識を集中するのは天文学者ぐらいなわけで、普通の人は月を見るとき物思いにふけるでしょうから。
※      ※      ※
私は若いころから夢想癖があって、勉強しようとしてもなかなか集中できず、それを改善しようと(前回の記事でも書きましたが)図書館に入り浸ったり、いろいろと苦心してきました。ところが20年ほど前、文芸評論家の福田和也さん(現在慶応大学教授)がおおよそ次のようなことを書いているのを読みました。
「文芸評論家などをしていると、よく人から『家にいるときはいつも本を読んでいるのですか』と聞かれる。それは仕事だから、本は読む。しかし大抵は、壁の掛け軸などを眺めながら、ボーっとしている。」
福田さんほどの秀才で読書家でも、そうなんですね。いつも「月にいる(être dans la lune)」からといって、あまり気にしなくてもよさそうです。

-blog

執筆者:

関連記事

私のウサギちゃん

私のかわいいウサギさん(mon petit lapin)

大学1年の冬だったように記憶しているのですが、アーネスト・ヘミングウェイ(註)の『誰がために鐘は鳴る』を読みました。スペイン内戦(1936~1939)を舞台に、義勇兵として参戦したアメリカ人の青年ロバ …

オレの趣味じゃないよ(Ce n’est pas mon genre !)

こんにちは。バゲットです。 高度にプライベートな話で恐縮ですが、私が生まれて初めて恋い焦がれたのは、小学校6年生のとき。相手は「元祖アイドル」とも言われる南沙織さんでした。親しい同級生が彼女のファンだ …

(お知らせ)新型コロナウィルス感染症への対応について

(お知らせ)新型コロナウィルス感染症への対応について

新型コロナウイルス感染防止につきまして、当校では、1レッスン時間単位につき学校にお入りいただける生徒さまの数を5人までと上限を設けることにいたしました。この対応は、当校では7割以上のクラスが個人レッス …

雪だるま

雪だるまを作る(faire un bonhomme de neige)

こんにちは。バゲットです。 今年の冬は全国的に猛烈な寒波に襲われて、東京でも数年ぶりに積雪が、しかも二回もありました(2月5日現在)。公園や小学校の校庭で、雪だるまを作って遊んだ子供たちもいたでしょう …

せいぼひしょうてん/l’Assomption de Marie)の日なのでした

終戦と聖母被昇天祭(la fin de la guerre et l’Assomption de Marie)

こんにちは。バゲットです。 皆さま、お盆休みはどのように過ごされたのでしょうか。私は例年通り、千葉の実家に帰ってお墓参りをし、母や弟とおしゃべりをしたり家の近所を散歩したりして、数日ですがのんびりと過 …

2021/06/16

白いキャベツを作る(faire chou blanc)

いかにして月末を丸くするか

2021/05/10

月末を丸くする(arrondir ses fins de mois)

faire la cour a quelqu'un

2021/04/23

ボクと付き合ってよ(Tu veux sortir avec moi ?)

ゴキブリを持つ(avoir le cafard)

2021/02/27

ゴキブリを持つ(avoir le cafard)

2021/01/27

フランス語・部分冠詞と不可算名詞(Les articles partitifs et les noms non-comptables)

2020/12/07

オレの趣味じゃないよ(Ce n’est pas mon genre !)

ニンジンが煮えた

2020/11/12

ニンジンが煮えた(Les carottes sont cuites)

地位が不安定だ

2020/10/12

枝の上の鳥のように(comme un oiseau sur la branche)

2020/09/12

馬車馬のように働く(travailler comme une bête de somme)

2020/07/31

イチゴを持ち帰る(ramener sa fraise)

サラダを語るのイラスト

2020/06/29

サラダを語る(raconter des salades)

2020/05/29

死んだネズミのように(comme un rat mort)

不定冠詞

2020/04/28

フランス語・不定冠詞と定冠詞(Les articles définis et indéfinis)(3)

スカイプ

2020/04/08

コロナウイルス:Skypeでレッスンを受けたい学生向け

(お知らせ)新型コロナウィルス感染症への対応について

2020/04/05

(お知らせ)新型コロナウィルス感染症への対応について

2020/03/16

フランス語・不定冠詞と定冠詞(Les articles définis et indéfinis)(2)

2020/02/26

フランス語・不定冠詞と定冠詞(Les articles définis et indéfinis)(1)

2020/02/10

オシッコ・テロに気をつけて!(Faites attention aux attentats au pipi !)

頭の内側に髪の毛が生える

2020/01/24

頭の内側に髪の毛が生える(avoir les cheveux qui poussent à l’intérieur)

Joyeux Noel

2019/12/23

JOYEUX NOEL A TOUS!!!

2019/12/09

2020の予約システムアップデート(生徒さんへ)

あなたのお住まい、お仕事は東京でしょうか?フランス語や文化に興味がございますか? くつろげて、自分に合うフランス語学校をお探しでしょうか?

東京でフランス語を学ぶのでしたら、新宿、池袋から数分の私たちの学校のサービスをご提案します。

初心者、初級対象者のすべての方には他校にはないプライベートレッスンをご提供します。初心者の方にはマンツーマンでそれぞれの題材の最後までご指導します。

その他のレベルではスタンダードコースとして(中級、上級)クラス内での広がりを作る為に1クラス3人まで のセミプライベートレッスンとプライベートレッスンがございます。

個人レッスンでは各ご要望のコースで対応します(文法、語彙、口語表現、試験準備、テレビニュース他…)。 フランス語会話サロンでは文化や社会に関する様々な題材で意見を交わし、東京からフランスまでを旅し、横断する事が出来ます。又、幼稚園生から大学生まで、セミプライベートレッスン、個人レッスンもご提案させていただきます。

私達の学校は会話を基本とする方法で、フランス語圏出身の講師による生きた会話レッスンを行っています。そういうわけで、私達は本校のことを、会話学校又は自由会話サロンと呼んでいます。