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フランス語・男性名詞と女性名詞(les noms masculins et les noms féminins)(1)

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こんにちは。バゲットです。

たまには趣向を変えて、今日はフランス語の文法について書きましょう。
多くの場合、フランス語の勉強を始めたばかりの方が、まず最初に戸惑うのは、名詞に「性」があることではないでしょうか。「男性名詞」「女性名詞」って、いったい何なの、と。英語には無いですものね、いいそんなもの。

男性名詞と女性
なぜフランス語の名詞には、「性」があるのでしょう。
それは・・・・・・ラテン語にあったからです(笑)。
では、なぜラテン語の名詞には、「性」があったのでしょう。
それは・・・・・・分りません(笑)。どういう訳か、あったのです。
無責任にいい加減なことを言っているのではなく、専門の言語学者たちも「分らない」ということです。大昔のことですから、「万物に霊が宿る」といった考え方(「アニミズム」と言いますが)に基づいているのかもしれませんが、いずれにせよ「単なる推測」に過ぎず、学問的な証拠は無いそうです。
※       ※      ※
さて、すでにフランス語の勉強を始めている方はご存知のように、名詞の「性」は、人間を指す名詞(家族関係、職業、国籍など)の場合、その人自身の性別に対応します。「お父さん(père)」「男性のパン屋さん(boulanger)」「男性の日本人(Japonais)」は男性名詞で、「お母さん(mère)」「女性のパン屋さん(boulangère)」「女性の日本人(Japonaise)」
は女性名詞です。
ペットや家畜など身近な動物についても、人間に準じて、男性/女性を使い分けることがあります。例えば、ネコは一般に男性名詞(chat)ですが、あえて「メス猫」と言いたいときは女性形(chatte=女性名詞)を用います。
さて、問題なのはそれ以外の名詞。何の根拠もなく、「男性」と「女性」があるのです。単語の持つイメージは関係ありません。「愛(amour)」は男性ですし、「戦争(guerre)」は女性です。一般に「戦い」を意味する名詞(lutte[闘争]、 bataille[戦闘]、 querelle[けんか]、bagarre[乱闘]など)は、女性名詞が多いようです。戦争の女神アテナ(ギリシャ神話ですが)が女性だからなのかも知れませんが、いずれにしてもただの「憶測」です。
この点について、私が大学生だったとき、ある著名な文化人類学者・言語学者の先生がおっしゃっていました、男性名詞/女性名詞という呼び方自体が「便宜的」なものだと考えた方がよい、と。
つまり、冠詞のつけ方(un/une、 le/la・・・)や形容詞の変化(petit/petite・・・)などによって、名詞は二種類に分類でき、二種類あるから、便宜的に一方を「男性」、他方を「女性」と呼んでいるだけだ、と。換言すれば、呼び名は、二対になるものなら何でもよかったのです。「東西」でも「左右」でも「陰陽」でも「凹凸」でも、よかった。それをたまたま、「男女」と呼んでいるだけ、ということです。

「男性名詞」と「女性名詞」
さて、そのような名詞の「性」については、名詞を覚えるときに不定冠詞をつけて覚えるとよい、と言われます。ペンだったらun stylo、本は un livre、テーブルは une table、腕時計は une montre、といった具合です。
私もフランス語を始めたころは、そのようにして覚えていましたが、たくさん覚えるといつの間にかゴチャゴチャになって、分らなくなってしまいます。何より、普通は不定冠詞をつけて用いない名詞もあります。「ご飯(riz)」や「勇気(courage)」などの、「不可算名詞」です。
では、男性名詞/女性名詞の区別は、どのように覚えたらよいのでしょう。いくつか「コツ」があるように思います。次回は、それについて、書きましょう。
(続く)

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