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ジャガイモの花(les fleurs de pomme de terre)

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こんにちは。バゲットです。

ジャガイモといえば、肉じゃが、コロッケ、ポテトサラダ、カレーやシチューなど、さまざまな料理で用いられる、日本でも代表的な食材の一つです。日本全国で栽培されていますし、千葉の私の実家でも作っています。小学校の理科の授業で栽培し、収穫後、クラス全員で茹でて食べた方も、多いのではないでしょうか。
ジャガイモはアメリカ大陸(インカ帝国周辺)が原産で、16世紀にスペイン人がヨーロッパにもたらしました。佐藤賢一さんの小説『傭兵ピエール』に、ジャンヌ・ダルク(Jeanne d’Arc)の傭兵である主人公がジャガイモを食べる場面があるそうで、以前、私の友人が「そんなのあり得ない」と文句を言っていたのを覚えています(ご参考までに書いておけば、ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放は1429年、コロンブスの新大陸発見は1492年です)。
言うまでもなく、ジャガイモはフランスでもいろいろな料理に使われる重要な食材の一つです。私は特に、ステーキやハンバーグの付け合わせに出てくるフライドポテトが大好きで、留学中はいつも大量のトマトケチャップをつけて、大量に(学食では食べ放題だったので)食べていました。
フランス語で「ジャガイモ」は、pomme de terre、直訳すれば「地面のリンゴ」です。地下で成長して形がリンゴに似ているからそのように言うのでしょう。ちなみに、サツマイモは patate douce (=甘いpatate)で、口語ではジャガイモを patate と言うこともあるようです。英語(ジャガイモ/サツマイモ=potato/sweet potato)と同じですね。
比較的よく知られていることですが、ジャガイモをフランスに普及させるのに大きく貢献したのは、王妃マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)。当時のフランスはしばしば凶作と飢饉に襲われており、それへの対策として、農学者パルマンチエ(Antoine-Augustin Parmentier)の進言を受けて、ジャガイモの栽培を積極的に推奨したそうです。ジャガイモの花を好んで髪飾りや胸飾りに用いた、とも言われています。
ジャガイモの花
ジャガイモは栽培が簡単で、収穫量も多い上に、味も美味しいことがあって、フランス全土に急速に普及しました。数ヶ月前、France 2 のルポルタージュで見たのですが、ジャガイモの普及に伴って、フランスでそれまで伝統的に食されていたイモ類は衰退し、今では食卓に上ることはほとんど(全く?)ないとか。一部のレストランや料理研究家が「伝統的フランス料理の保存」のため、農家に委託して特別に栽培しているようですが、かなりの手間がかかって、どうしても値段は高くなってしまうそうです。一体、どんなイモなのでしょうか。一度、食べてみたいものですね。

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