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全国統一大学入試資格試験・バカロレアが取り行われました。

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バカロレアについて(1)

こんにちは。バゲットです。

フランスでは、今年も6月15日から22日にかけて、全国統一大学入学資格試験・バカロレアが取り行われました。

バカロレアの写真

フランスのバカロレアに関しては、日本のフランス語学習者の間でも、ある程度の情報は行き渡っているようで、皆さまも概略的なことはご存知かと思います。自分が受験するわけでもない試験について、細かいことなど興味は無いでしょうから、ここでは簡単に全体像を「復習」し、それから、面白いと思うエピソードをいくつか紹介したいと思います。

まず、「復習」です。

バカロレアを創設したのは、ナポレオン・ボナパルト。

現在は、普通バカロレア(科学系、人文系、経済・社会系の三つがある)の他に、技術バカロレア、職業バカロレアがあって、試験は50%以上得点すれば合格する。

 試験初日の午前は必修科目の「哲学」で、「われわれの道徳的信条は経験に基づくのか」とか「われわれは常に自分が欲していることを知っているのか」といったテーマについて、4時間かけて論述する。

どのバカロレアを取得しても、原則的に自分の希望する大学に進学できる。近年の合格率は、90%を超えている。

と、まあ、こんなところでしょうか。

さて、では、少しツッコミを入れてみましょう。

まず合格率ですが、ウィキペディア・フランス語ヴァージョンによれば、2015年の普通バカロレアの合格率は、91.5%、その前年も90.9%です。なぜ、こんなに高いのでしょうか。

合格率は昔から高かったわけではありません。1970年には69%、80年が65.9%。それが90年に75%を超えて、2001年には80%近くなり、その後、さらに上昇しています。

20世紀の世紀末以降、フランスの高校生が急に熱心に勉強しだしたなどということはあり得ません。要するに採点が甘くなっただけ。一種の、大盤振る舞い、「バカロレア・バブル」のようなものです。何年も前のことですが、私が読んだル・モンドの記事が痛烈に批判していました。
(この項、続く)

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